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台本 AIの作り方|丸投げせずに条件を渡すだけで出力が変わる完全ガイド

この記事の要点
- 尺・フックの型・情報量・NG表現の4条件を渡すだけで出力が変わる
- 1回で満足しようとせず、部分ごとに複数案を出させて比較する
- AIが書いた台本は必ず音読チェックする
- 無料と有料の違いはテンプレート数ではなく構成分析機能の有無
本記事は、AI動画分析ツール「RoxDirector」を提供するRox株式会社が運営しています。著者はRox株式会社代表取締役・四辻俊昭。新卒でサイバーエージェントグループにWebプロデューサーとして入社し、子会社シロクの立ち上げに参画したのち、SNS動画の台本・構成をAIで分析するツール「RoxDirector」を開発しています。
結論 — 台本をAIに作らせる作業は「丸投げ」ではなく「条件設定」
AIに台本を作らせて満足いく結果にならない人の共通点は、条件を渡さずに丸投げしていることです。「バズる台本を書いて」という指示は、AIにとっては情報が少なすぎます。尺・フックの型・伝えたい情報量・NGな表現、この4つを渡すだけで、出力の質は大きく変わります。
この記事の対象読者
これからAIで台本作成を始めたい個人クリエイター、チームで台本作成を仕組み化したい運用担当者、AIの出力に毎回手直しが必要で消耗している人向けにまとめています。
3分で読める短縮まとめ
- 「バズる台本を書いて」だけでは情報不足。尺・フック・情報量・NG表現の4条件を渡す
- AIは「文脈から次の言葉を確率的に選ぶ仕組み」なので、曖昧な指示には平均的な答えしか返らない
- 1回で満足のいく出力を狙わず、複数案を出させて比較する前提で使う
- AIが書いた台本は「音読チェック」を必ず行う。書き言葉と話し言葉はズレる
- 無料ツールと有料ツールの違いは、テンプレートの数より「構成の分析機能があるかどうか」
なぜ「AIに台本を書かせて」で満足いく結果が出ないのか
生成AIは、文脈から次に来る確率が高い言葉を選んで文章を組み立てる仕組みです。指示が曖昧だと、AIは「最も無難で平均的な」答えを返します。「バズる台本」という指示は、AIから見れば「何のジャンルか」「誰に向けてか」「どんな構成か」が一切分からない状態です。
AIが本当に必要としている情報
AIに渡すべき情報は、大きく4つに分解できます。
| 条件 | 渡す内容の例 |
|---|---|
| 尺 | 15秒/30秒/60秒など、動画の長さ |
| フックの型 | 結果を先に見せる/疑問を投げかける/意外性を提示する |
| 情報量 | 1本で伝えたいポイントは1つか2つまでに絞る |
| NG表現 | 誇張・扇情的な煽り文句を避ける、など |
台本作成のための25問AIプロンプト設計
4条件を渡すといっても、実際にどう組み立てるかが分からない人向けに、4ステップの設計フローを示します。
4ステップ設計フロー
- テーマと尺を固定する:「〇〇について、30秒で伝える台本を作って」と明示する
- フックのタイプを指定する:「結果を先に見せるフックを3案、疑問形のフックを3案出して」
- 情報量を制限する:「伝えるポイントは1つに絞って」と明示的に指示する
- NG表現を確認させる:「誇張・扇情的な表現になっていないか確認して」と最後に問う
失敗プロンプト例と改善版
| 失敗例 | 問題点 | 改善版 |
|---|---|---|
| 「バズる台本を書いて」 | ジャンル・尺・対象が一切ない | 「〇〇(ジャンル)について、30秒・結果先出し型のフックで台本を書いて」 |
| 「面白くして」 | 「面白い」の定義がAIに伝わらない | 「視聴者が最後まで見たくなる意外性を1つ入れて」 |
| 「もっと短く」 | どこを削るべきかAIが判断できない | 「本編の説明を1文減らして、フックと締めは残して」 |
1回で満足しようとしない — 複数案比較という前提
AIの台本作成で消耗しやすい人は、1回の出力に完璧を求めています。1案だけ出させて「イマイチ」と判断するのではなく、最初から複数案を出させて比較する前提で使ってください。
複数案を出させる指示の型
「フックだけ5案出して」「締めの一言を3パターン出して」のように、台本全体ではなく部分ごとに複数案を要求すると、比較・選定の作業がしやすくなります。
AIが書いた台本は必ず音読チェックする
AIが生成する文章は、書き言葉としては自然でも、声に出すと不自然な間や言い回しになることがあります。台本を確定させる前に、必ず自分の声で読み上げてください。
音読チェックで見るポイント
- 読んでいて息継ぎの位置がおかしくないか
- 同じ言い回しが不自然に繰り返されていないか
- 書き言葉特有の硬い表現(「〜であることが分かります」等)が残っていないか
音読して引っかかった箇所は、AIに「もっと話し言葉に近づけて」と再指示するか、自分の言葉で書き換えてください。
無料ツールと有料ツールは何が違うのか
ChatGPTのような汎用AIは無料でも台本のたたき台を作れますが、多くの場合「構成の分析」機能は持っていません。有料の専用ツールとの違いは、テンプレートの豊富さよりも、伸びている動画の構成を分析して台本に反映できるかどうかです。
選ぶ基準
| ニーズ | 向いているツールのタイプ |
|---|---|
| とにかく試してみたい | ChatGPT等の汎用AI(無料) |
| 構成の型を毎回ゼロから考えたくない | 伸びている動画を分析して台本を出す専用ツール |
| チームで台本の質を揃えたい | スコアリング・添削機能があるツール |
よくある質問
AIで作った台本をそのまま使っても大丈夫ですか?
そのまま使うのはおすすめしません。音読チェックを必ず行い、自分の言葉に馴染む表現に調整してください。AIの出力は「たたき台」として扱うのが安全です。
プロンプトが長くなりすぎるのが悩みです
4条件(尺・フックの型・情報量・NG表現)をテンプレート化しておき、毎回同じ形式で指示を出す運用にすると、プロンプト作成自体の負荷を減らせます。
AIに任せると「AIっぽい」台本になってしまいます
これは指示の出し方だけでなく、AIの出力をそのまま使ってしまうことが主な原因です。音読チェックと自分の言葉への調整を挟むことで改善します。この点は別記事で詳しく扱っています。
台本の改善を仕組み化したいなら
ここまでの内容は、自分の目と手で1つずつ実行できます。ただし、伸びている動画の分析や構成のスコア化を毎回手作業で行うのは、続けるほど負荷が上がります。RoxDirectorは伸びている動画を検索して構成を分析し、その論理構成から台本を自動生成する機能に加え、音声の自動文字起こし、シーン構成解析、動画のスコアリング、台本添削に対応しています。無料プランがあります。
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著者・監修・更新ログ
著者:四辻俊昭(Rox株式会社 代表取締役)
新卒でサイバーエージェントグループに入社し、Webプロデューサー・ディレクターとして月額サイト事業に従事。同グループ子会社シロクの立ち上げに参画したのち、Rox株式会社を創業。SNS動画の台本・構成をAIで分析するツール「RoxDirector」を開発している。
| 更新日 | 更新者 | 内容 |
|---|---|---|
| 2026年8月15日 | 四辻俊昭(Rox株式会社 代表取締役) | 新規公開 |
よくある質問
AIで作った台本をそのまま使っても大丈夫ですか?
そのまま使うのはおすすめしません。音読チェックを必ず行い、自分の言葉に馴染む表現に調整してください。AIの出力は「たたき台」として扱うのが安全です。
プロンプトが長くなりすぎるのが悩みです
4条件(尺・フックの型・情報量・NG表現)をテンプレート化しておき、毎回同じ形式で指示を出す運用にすると、プロンプト作成自体の負荷を減らせます。
AIに任せると「AIっぽい」台本になってしまいます
これは指示の出し方だけでなく、AIの出力をそのまま使ってしまうことが主な原因です。音読チェックと自分の言葉への調整を挟むことで改善します。この点は別記事で詳しく扱っています。
