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台本・投稿でやってはいけないこと|各プラットフォームの規約

この記事の要点

  • 予約投稿は問題ないが自動DM・自動フォローは違反
  • フォロワーや再生数の購入は規約違反
  • 構造の参考は可、セリフや編集の複製は不可
  • PR案件は広告であることを明示する
  • 規約は改定されるため3ヶ月ごとに確認する

本記事は、ショート動画の台本づくりと投稿運用において、各プラットフォームの規約や法律に触れる可能性がある行為をまとめた記事です。TikTok・Instagram・YouTubeの3つを対象としています。規約は改定されるため、実際の判断は必ず各社の最新の公式情報を確認してください。

アカウントが停止されるのはどんなときか?

コンテンツの内容だけでなく、伸ばすための「手法」が規約違反と判断された場合にも措置の対象になる。

投稿内容に問題がなくても、フォロワーや再生数を人為的に増やす行為は各プラットフォームで禁止されている。台本や運用の設計段階で、以下に該当する手法を組み込まないようにする。

やってはいけない運用手法は何か?

自動化ツールによる無差別なフォロー・いいね・DM送信、および数値の購入は、いずれのプラットフォームでも禁止されている。

手法問題
自動フォロー・自動いいねスパム行為として規約違反
自動DM送信同上。アカウント制限の対象になりやすい
フォロワー・再生数の購入規約違反。数値が不自然になり露出も落ちうる
複数アカウントでの自己再生エンゲージメントの偽装にあたる
組織的な相互フォロー・相互再生同上

注意したいのは、予約投稿は問題ないという点である。「自動化」と一括りにされがちだが、投稿を日時指定して配信することは各社が公式に機能として提供している。禁止されているのは、他のユーザーへの働きかけを自動化する行為である。

今日の1アクション:使っているツールに、自動フォローや自動DMの機能が含まれていないか確認する。

他人の動画を参考にするとき、どこまでが許されるか?

構成や手法を分析して自分の内容に適用するのは問題ない。セリフ・映像・編集をそのまま複製すると著作権上の問題が生じうる。

アイデアや手法そのものは著作権の保護対象ではないが、具体的な表現は保護される。したがって、次のような線引きになる。

  • 問題になりにくい:構成の配分を参考にする、企画の切り口を自分の分野に応用する
  • 注意が必要:セリフをほぼそのまま使う、編集やテロップのデザインを写す
  • 避けるべき:他人の動画を無断で切り抜いて再投稿する

切り抜きや引用については、各プラットフォームの規約と著作権法の両方が関わります。判断に迷う場合は権利者の許諾を得るか、専門家に確認してください。

楽曲やBGMはどう扱えばいいか?

各プラットフォームが提供する公式の音源ライブラリから選ぶのが基本である。

TikTok・Instagram・YouTubeはそれぞれアプリ内で利用できる音源を用意しており、これを使う分には各社の規定の範囲内である。ただし、商用利用(企業アカウント)の場合は使える音源が制限されることがあるため、アカウントの種別に応じて確認が必要である。

外部で入手した楽曲を使う場合、権利処理が必要になる。無断で使用すると、音声が消されるか、動画自体が削除されることがある。

PR案件を扱うときの注意点は?

広告であることを明示する必要がある。隠すと景品表示法上の不当表示(いわゆるステマ規制)に該当するおそれがある。

2023年10月から、事業者の広告であるにもかかわらず、それが分からない形で表示することは景品表示法の規制対象となっている。企業から報酬や商品提供を受けて投稿する場合は、「PR」「広告」「提供」といった表示を、視聴者が認識できる形で入れる必要がある。

各プラットフォームにも、タイアップ投稿であることを示す機能が用意されている。表示位置が分かりにくい場合は、動画内のテロップや冒頭の発話でも明示するとよい。

台本の内容そのもので注意すべきことは?

効果や成果を保証する表現、および第三者が特定される情報の扱いに注意する。

運用手法だけでなく、話す内容にも規制が関わる場面がある。特に次の3つは、ジャンルを問わず注意が必要である。

内容注意点
収益・成果の話「誰でも稼げる」など再現性を保証する表現は避ける
他社製品への言及事実に基づかない比較は問題になりうる
第三者が映り込む撮影顔が特定できる形での公開は許諾が必要な場合がある

1つ目は特に多い。自分の実績を話すこと自体は問題ないが、それが誰にでも当てはまるかのように述べると、景品表示法上の問題となるおそれがある。「自分の場合は」という限定を明示するとよい。

健康・美容・医療、金融・投資などの分野では、業種ごとに別の法律(薬機法、金融商品取引法など)が関わります。該当する分野で発信する場合は、その分野の規制を個別に確認してください。

規約はどうやって確認すればいいか?

各社の公式ヘルプを一次情報として確認する。まとめ記事や口コミを根拠にしない。

規約に関する情報は、SNS上や解説記事で古い内容が残っていることが多い。特に「〇〇するとシャドウバンされる」といった話は、公式に確認できないものが大半である。

  • TikTok:コミュニティガイドラインとクリエイター向けの公式情報
  • Instagram:コミュニティガイドラインとヘルプセンター
  • YouTube:コミュニティガイドラインとYouTubeヘルプ

いずれも各サービスのヘルプから辿れる。判断に迷う内容は、公式ヘルプ内で検索し、記載が見つからない場合は「やらない」を選ぶのが安全である。

また、規約は改定される。特にAI生成コンテンツの表示義務など、近年ルールが追加されている領域もある。3ヶ月に1度は確認する習慣にしておくとよい。

今日の1アクション:使っているプラットフォームのコミュニティガイドラインをブックマークする。

やりがちな失敗は何か?

  • 「自動化」を一括りにして避ける、または一括りに使う:予約投稿と自動DMは別物
  • 参考にするつもりでセリフを写す:構造と表現の区別がついていない
  • 外部の楽曲を使う:権利処理をせずに使い、音声が削除される
  • PR表記を目立たない場所に入れる:視聴者が認識できない位置では意味がない
  • 規約を一度読んで終わりにする:改定されるため定期的な確認が必要

まとめ:今日から始める1ステップ

まず取り組むべきは、使っているツールと運用方法の中に、他のユーザーへの働きかけを自動化するものが含まれていないか確認することである。予約投稿は問題ないが、自動フォローや自動DMは規約違反にあたる。ここを切り分けておけば、アカウントを失うリスクの大半は避けられる。

なお、本記事の内容は一般的な整理であり、法的助言ではありません。規約・法令は改定されるため、具体的な判断は各プラットフォームの最新の公式情報と、必要に応じて専門家の確認によってください。

よくある質問

予約投稿は規約違反ですか?

違反ではない。各社が公式に機能として提供している。禁止されているのは自動フォローや自動DMなど、他ユーザーへの働きかけを自動化する行為である。

他人の動画を参考にするのはどこまで許されますか?

構成や手法を分析して自分の内容に適用するのは問題ない。セリフ・映像・編集をそのまま複製すると著作権上の問題が生じうる。

PR案件にはどんな表記が必要ですか?

広告であることを視聴者が認識できる形で明示する。2023年10月から、広告と分からない表示は景品表示法の規制対象となっている。

規約はどこで確認すればいいですか?

各社の公式ヘルプとコミュニティガイドラインを一次情報として確認する。まとめ記事や口コミを根拠にしない。

タグ:規約 / コンプライアンス / 著作権 / ステマ規制 / ショート動画

出典・参考
TikTokコミュニティガイドライン/Instagramコミュニティガイドライン/YouTubeコミュニティガイドライン(各公式ヘルプ、2026年7月確認)/景品表示法(消費者庁)/著作権法

RoxDirector

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