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企画・ネタ出しをAIに任せるときの指示の出し方

この記事の要点

  • 指示に含める条件の量で出力の質が決まる
  • 既出のタイトルを渡すと重複が減る
  • 企画でなく「検索されそうな問い」を聞く
  • 自分が具体例を出せない候補は落とす
  • 届いた質問はそのまま企画になる

本記事は、AIに企画やネタ出しを任せるときの指示の出し方を解説する記事です。AI活用全体の判断基準は別記事「ショート動画制作でAIをどこまで使えるか」で扱っています。

なぜ「ネタを10個出して」では使えないのか?

条件が与えられていないため、一般的で当たり障りのない候補しか出てこないからである。

AIは与えられた情報の範囲で答えを組み立てる。読者が誰か、何を扱うアカウントか、既に何を出したかを知らなければ、どこにでもある企画を並べることになる。

出力の質は、指示に含めた条件の量でほぼ決まる。

指示に含めるべき5つの条件は?

読者、扱う範囲、既出の内容、尺、出力形式の5つである。

条件書き方の例
読者フォロワー1,000人前後の個人クリエイター
扱う範囲ショート動画の構成と台本づくりのみ
既出の内容「冒頭2秒のフック」「起承転結が向かない理由」は投稿済み
30秒。読み上げて約350字
出力形式タイトル案と、それぞれの結論を1行ずつ

特に3つ目の「既出の内容」が効く。これを渡さないと、毎回同じような企画が返ってくる。過去のタイトル一覧をそのまま貼り付けるだけでよい。

今日の1アクション:過去に投稿したタイトルを10個コピーして、次の指示に貼り付けてみる。

良い企画を引き出す聞き方は?

「ネタを出して」ではなく、「読者が検索しそうな問いを出して」と聞く。

企画そのものを聞くと抽象的な答えが返るが、問いの形にすると具体的になる。検索される問いは実在の需要と結びついているため、そのまま動画のテーマになる。

効果的な聞き方をいくつか挙げる。

  • 「この読者が検索しそうな問いを20個」
  • 「この分野でよくある誤解を10個」
  • 「初心者がつまずきやすい箇所を10個」
  • 「この主張に反論するとしたら何を言うか」

4つ目は、逆説的な結論を作りたいときに使える。通説を否定する切り口は、続きを見る理由になりやすい。

出てきた候補はどう選ぶか?

「自分が具体例を出せるか」で選ぶ。出せないものは落とす。

AIが出した候補の中には、良さそうに見えても自分では語れないものが混ざる。実体験や具体的な数字を持っていないテーマを選ぶと、結局は一般論の動画になる。

選別の基準は次の3つである。

  1. 自分の体験を1つ以上入れられるか
  2. 結論を一文で言い切れるか
  3. 既に出した内容と被っていないか

10個出して3個残れば十分である。候補を大量に出させるのは、選択肢を増やすためであって、全部使うためではない。

ネタが尽きたときはどうするか?

新しいテーマを探すより、既存のテーマを分解する。

「ショート動画の構成」というテーマは、分解すれば「冒頭の型」「結論の作り方」「尺別の配分」「ジャンル別の違い」「失敗パターン」と、いくつもの動画になる。

AIへの指示としては、こう聞くと分解しやすい。

  • 「このテーマを、さらに細かい問いに分解して」
  • 「このテーマについて、初心者・中級者・上級者それぞれが持つ疑問を出して」
  • 「この内容の例外やうまくいかないケースを挙げて」

3つ目は特に有効である。「この型が効かないケース」は、一度その型を紹介した後の続編として成立する。

コメントやDMは使えるか?

最も確度の高いネタ元である。実際に聞かれた質問は、検索されている問いとほぼ同じである。

AIに考えさせるより、実際に届いた質問をそのまま企画にするほうが外れにくい。1件の質問は、同じ疑問を持つ多数の人を代表していることが多い。

AIの使いどころは、集まった質問を分類・整理する部分である。質問を大量に貼り付けて「共通するテーマで分類して」と指示すれば、シリーズ化しやすい形にまとまる。

今日の1アクション:直近に届いたコメントやDMの質問を5つ書き出す。それがそのまま次の5本になる。

よくある失敗と注意点

  • 条件を渡さず「ネタを出して」とだけ指示している
  • 既出の内容を伝えず、毎回似た企画が返ってきている
  • 出てきた候補を全部使おうとしている
  • 自分が具体例を出せないテーマを選び、一般論で終わっている
  • AIの出力に含まれる数字や固有名詞を確認せずに使っている

まとめ:今日から始める1ステップ

まず取り組むべきは、過去に投稿したタイトルを10個まとめて、指示に貼り付けることである。既出情報を渡すだけで、返ってくる候補の重複が大きく減る。条件を1つ足すごとに、出力は具体的になる。

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よくある質問

「ネタを10個出して」では駄目ですか?

条件が与えられていないため、一般的な候補しか出てこない。読者・範囲・既出・尺・形式の5条件を渡すと具体的になる。

良い企画を引き出す聞き方は?

企画そのものではなく「読者が検索しそうな問いを出して」と聞く。問いの形にすると具体的になる。

出てきた候補はどう選びますか?

自分の体験を1つ以上入れられるか、結論を一文で言い切れるか、既出と被っていないかの3点で選ぶ。

ネタが尽きたときはどうしますか?

新しいテーマを探すより、既存のテーマを細かい問いに分解する。実際に届いた質問も確度の高いネタ元である。

タグ:AI / 企画 / ネタ出し / プロンプト / ショート動画

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